注意!
このページは口リで謝謝しぇいしぇー!第7話である。タイから中国とベトナムの国境にある河口という街にある変☆TAIスポットを目指す。順序を追って順番にブログを読むことでより変☆TAIブログを楽しむことができます。以下の第話をまだ読んでない方は先にこちらをどうぞ。
SIMカードを求めタクシーまで駆使し、赤い壁の向こうに携帯ショップがあると指を差され歩いたが見当たらず。
途方に暮れていると一人の中国人青年がえなねこに声をかけてきた。どうしたんだい?えなねこはSIMカードを求めて携帯ショップを探しているが一向に見つからない!と半泣きで答える。
すると青年は紙に書かれた文字を見て理解したようでこっちにその携帯ショップのビルがある。といった感じで道案内をしてくれることになった。
正直怪しすぎる!見ず知らずのジャッフ°のためにSIMカードが買えるビルまで案内してくれるのだから。
日本ではまずありえない。地図で教える事ぐらいまでは普通にしてくれるが、目的地までわざわざ一緒に案内してくれる日本人なんてそういない。
ましてはここは中国。そんな無料のサービス精神まではさすがに携わってないだろう。えなねこは誘導してくれる中国人の青年の後を歩きながらこう思う。
まずこの青年はえなねこがSIMカードが欲しいという事を理解しているのだろうか。まずそこから怪しい。ちなみに彼もまったく英語をしゃべらない。
これまでに出会った中国人はおそらく数字の1、2、3、を英語でいうこともできないだろう。そんなレベルであった。
しかも彼について行くこと10分。かなりの距離を歩いた。重いバックパックを背負い一睡もしていない状態で長時間歩きまわり人生の中で5本の指に入るくらい辛い状態であった。
彼に確認しよう。本当にSIMカードが欲しいということを理解しているのか。
えなねこは淡々と先導する青年にちょっとまって。私はSIMカードがほしい。iPhoneを見せて電波がないことをゼスチャーで伝える。
青年はわかっている。もう少しだ。といった感じで再び歩き出した。
15分くらい歩いただろうか。その間に道案内をしてくれる彼に新たな疑いが浮上する。
1元=15.8円
これガイド料とかいって絶対にお金請求してくるな。間違いない。SIMカードが手に入るのであれば50元までだったら素直に支払おう。そんな事を思いながら彼の後をついて行く。
無言で淡々と歩く青年はオレンジ色の看板を指差し着いたぞ!ここだ。っとゼスチャーをしてえなねこに伝えた。
ここだ!間違いない!大きなビルの中の携帯ショップ。今まで聞いた情報と完全に合致している。
やっとSIMカードが手に入る。
店内に入ると中国娘がいらっしゃいませアル。と礼儀正しくお出迎え。
するとガイドの青年は中国語でえなねこがSIMカードがほしいことを伝える。おお!これは展開が早い。でかしたぞ!といった感じで腕組みをしながら彼に事をすべて任せる。
しかしSIMカードを購入するには中国に滞在しているものが持つIDカードがないと無理だという話であった。
バンコク・スワンナプーム空港のSIMカード販売店
タイの空港なので我々が手にするSIMカードはツーリストSIMといって観光者用のSIMである。
しかし中国にはそのツーリストSIMというものが見当たらない。上海とか日本人などの観光客が立ち入るメジャーな都市であれば間違いなくツーリストSIMを販売していることだろう。
しかしここは中国の昆明というマイナーな都市でこれまでに日本人含め外人なんて一人も見ていない。空港にも中国人しかいなかった。空港内に中国の各携帯キャリアがツーリストSIMカードの販売所を設けていない時点で需要がないということが予想できる。
ここからさらに4時間。
SIMカードを探し歩きまわる。
携帯ショップを見かければ訪ねてSIMカードを求めた。
博士くんにiPhoneを見せても解決ならず。
1店舗目とは違うAppleショップがあったのでそこでSIMカードが使えるか見てもらうが何故かえなねこのiPhoneはSIMカードが使えない。
帰ってくる答えは駄目アル。使えないアル。謎アルね。
この青年はえなねこ淡々とえなねこと一緒にSIMカードを求めて共に行動してくれた。そして青年は一つ提案する。
この会話を理解するのにも20分ほど時間を要した。その内容はこういうものだった。
「日本人学校の場所へ行けば日本語を話せる人がいる。だからあなたの助けになる。その日本語学校へは少し距離があるのでタクシーでいく必要がある。」こういった内容であった。
青年とタクシーに乗りこみ日本人学校がある場所を求め移動する。タクシー代はワンメーターの8元であった。すると青年は8元のタクシー代を支払ったのだ。
えなねこはすぐさま青年にタクシー代を返すと受け取ろうとしない。ほう。後でまとめてガイド代と請求するんだな。タクシーを降り、青年ガイドの誘導する道を腕組みをしながらついて行く。
すると大きな20階建てほどのビルであるが築30年以上経過してそうな小汚いビルであった。このビルの一角に日本語学校があるのだという。
エレベーターで12階まで登ると日本語学校を発見。おそるおそる入る。すると日本語を堪能に喋る先生が2人。そして日本語を勉強する生徒が5人ほどいた。
先生と言っても年齢は24歳の女の先生と27歳の校長の女の子であった。二人とも高校生見える。軽く口リっていた。
このあと日本語を話せる先生一人が一緒に携帯ショップまでいってえなねこの通訳をしてくれた。しかしえなねこのiPhone6はSIMフリーだが中国の電波使うことがでいないとう結論になった。
青年ガイドと出会ってから4時間以上時間は経過していた。いくらとられるのかドキドキしながら彼がお金を請求してくるのを待った。
しかし彼はじゃあな!といってこの場を立ち去ろうとした。これはまずい!彼はガイドでもなんでもなく4時間以上も見ず知らずのジャッフ°のために歩きまわりタクシー代まで負担してくれていたのだ。
ありえないほど親切なお方だったのだ。親切すぎて理解不能レベルの親切人間だったのだ。
えなねこは去っていく青年の背中に抱きつき、こうつぶやいた。
しぇいしぇ。しぇいしぇー。
そう言い放ちガッツリと青年と握手を交わし、日本語でこういった。もし日本で困っている中国人がいたら俺が全力で助ける!今度は俺が中国人を助ける番だ!日本語でつぶやいた言葉。当然彼は理解していないだろう。
親切すぎる彼とはここで別れ今まで腕組みしながら彼を召使いのようにしていた自分が申し訳なさすぎて脳内でアスフォルトに向かって頭突きをして謝罪をした。
しかし、ここで中国人の親切は終わらない。結局えなねこのiPhone6は中国で利用できない。ということになったが、日本語学校に戻りWi-Fiを使ってゆっくりホテルを探すといいわ。と24歳の口リっ子先生が提案してくれた。
えなねこはありがたくWi-Fiの電波を使わせてもらうために日本語学校におじゃまさせてもらう。
さらに一緒になってネットからホテルを探してくれるという親切っぷり。安いほうがいい。綺麗なほうがいい。ここから近い方がいい。だって僕もう疲れたんだもん。とわがまま意見も嫌な顔一つすることなく受け入れてくれた。
口リっ子先生が見つけてくれたのが、このホテルであった。価格は120元ほどのホテル。しかもこのホテル場所まで迷わないようにと一緒にこの場所まで見送ってくれた。
もう中国人には頭が上がりません。しぇいしぇ。しぇいしぇいしぇー!と言いながら口リっ子先生に握手をし、手をニギニギして、さりげなくさわさわして別れ際に目でくんかした。そして手を振りえなねこはホテルにチェックインをした。
うおぉぉ。やっとシャワー浴びて身体を休めることができる。部屋に入りすぐに重たいバックパックを降ろし布団にダイブした。
ピン子に溜まった毒素を吐き出しスッキリ爽快快適ライフを送りたい人は気になるところまで読めば良い。結局自分のニーズの年齢、若さがなければ満足はできない。
