注意!
このページは口リで謝謝しぇいしぇー!第6話である。タイから中国とベトナムの国境にある河口という街にある変☆TAIスポットを目指す。順序を追って順番にブログを読むことでより変☆TAIブログを楽しむことができます。以下の第話をまだ読んでない方は先にこちらをどうぞ。
口リで謝謝しぇいしぇー!第1話
口リで謝謝しぇいしぇー!第2話
口リで謝謝しぇいしぇー!第3話
口リで謝謝しぇいしぇー!第4話
口リで謝謝しぇいしぇー!第5話
中国の昆明でSIMカードを手にいれる難易度の高さ。親切な現地の中国人に場所を聞いたりもしたが、いっこうに見つからないSIMカード売り場。
途方に暮れていたその時。銀色に耀くリンゴの紋章が目に止まった。まちがいないAppleストアだ!Appleストア目掛けて走っていった。
ヌプ。ヌプヌプ。
ヌチョヌチョ。
いやぁぁぁぁぁぁぁあ!
誰だよ!道で野糞した奴は!えなねこは水分を豊富に含んだできたての糞を踏んでしまったのだ。
しかもでかい!糞のサイズ的に大型犬か人糞だ。
みずみずしい糞を見事に踏んだがなぜか冷静であった。靴を芝生にこすりつけて砂を踏んだりて靴についた糞を8割5分除去することに成功。
日本でこのようなことが起これば間違いなく発狂しているがここは中国。人糞を踏んだくらいで騒いでるようでは中国とベトナムの国境の街である河口を目指すものとしては失格だ。
糞を芝生に擦り付けるのもこれくらいにしてAppleストアの店内に入ろう。
自動ドア「ウイーン」
えなねこがAppleストアに入店すると、なんだお前は、ここは神聖なるAppleストアだ。お前のような乞食が立ち入る場ではない!といった表情で入店したえなねこを見つめるスタッフ。
それもそのはず、短パンにバックパックを背負いヨレヨレの服を着た小汚い服装。しかも、深夜の飛行機を飛んできて歯も磨いてないので息だって臭い。おまけに靴には糞がついている。どう見ても乞食だ。
ほう。こ奴。えなねこの事をAppleユーザーではない乞食だと思っているな。突然来店してきた乞食に困惑するAppleスタッフにえなねこはポケットからあるものを取り出しこう叫んだ。
この紋所が目に入らぬか!
ポケットからiPhone6を取り出しアップルの紋章を見せつけた。
Appleスタッフ「こっ!これは!」
まさかのAppleユーザー様の登場により店内がざわめきスタッフの対応がガラリと変わる。
Appleスタッフ「ようこそAppleストアへ!ご用命があればなんなりとお申し付け下さい。」
えなねこ「うむ。チミチミ!私はこのiPhone6を中国で利用したい。SIMカードが売っている場所を知っているかね?」
Appleスタッフ「へい!承知致しました!あなた様のiPhoneの型番から中国でも利用できるものなのか、お調べ致します!少々お待ちを!」
そう言うとAppleスタッフたちは一斉にえなねこの要望に答えるため調査を始める。
その間えなねこは店内にディスプレイされているアップル製品をほうほう。ふむふむ。と口ずさみながらいじりiPhoneの型番の調査が終わるのを待つ。
Appleスタッフ「お待たせ致しました。解析が終了致しました。お客様のiPhoneはA1586 MG4F2J/AのSIMフリー機です。つまり中国のバンド帯をカバーしていますので利用が可能となっております。」
えなねこ「うむ。よろしい。ではSIMカードはどこで手にすれば良いのかね?」
どうやらApple自体もSIMカードを発行しているようだがテスト的にえなねこのiPhoneに挿入してみたが何故か使えず。
中国の携帯ショップがある場所の地図をiPhoneの地図に書き記してもらい、さらに保険としてその行き先の住所を紙に書いてもらった。
SIMカードが購入できる場所へと再び向かう。
GPSで現在地を確認して道を間違いないように慎重に進む。
しかし、中国はマジで莫大な国土だな。日本の道路と比べるとありえないほど広い。しかも運転は皆静かで50キロ程度で走行している。
非常にマナーが良いし道路設備がいい。事故なんて起きないでしょってくらい素晴らしい環境である。
おかしい。この辺りのはずなんだが携帯ショップのビルなんて見当たらいではないか。
もう一度iPhoneでマップを見てみるとGPSがめっちゃずれている。今道路なのにどっかの河の岸にいることになっているではないか!
リュックも重いし睡眠不足でかなり辛い状況になってきた。えなねこはタクシーを使い目的地を目指すことにした。
iPhoneの地図と行き先の書いた紙をタクシードライバーに手渡す。
しかしタクシードライバーは戸惑っている。どうやら行き先はここからかなり近いから歩いて行った方がいいと言っているようだった。
しかし重いバックに睡眠不足という状態でこれ以上歩くのがつらい。タクシーに乗り込み近場だが運んでもらうことにした。
タクシーに乗りながらGoogleマップで現在地を確認するが、やはり大幅にずれていた。
おいおい。タクシーに乗る必要がないとか言いながら結構距離あるじゃないか。800mほどの距離を進みタクシーは停車した。
中国人にとって800mの距離でタクシーを利用するのはありえないことなのだろう。
1元=15.8円
タクシー「ついたアル。」
えなねこ「いくらだ?」
タクシー「8元アル。」
ぼったくられて50元は覚悟していたタクシーであったがまさかの8元!中国ってぼったくりすらしない好環境なのか?道路も整備されているし人も優しい。
8元を支払い、タクシーの窓から景色をみたが携帯ショップはどこにも見当たらない。どこにあるんだ?と尋ねると運転手は指を差して向こうだよ!というゼスチャーをした。
どうやらこの道路は一方通行だから、ここから歩いて行ってということのようだ。
遠回りすればもっと儲けられたはずなのに優しすぎる中国人に感激しながらタクシー運転手が指を差した方角へ再び歩く。
この赤い壁の先にはきっと携帯ショップがある。さすがにガセらないでしょ。と不安になりながらも壁沿いを突き進む。
あと少し。あと少しでSIMカードが手に入る。そしたらネットを使いホテルを探そう。
そんでホテルについたらシャワー浴びてピン子もお清めして、歯磨いて疲れた身体を休ますことができる。あっ。あとア・アーイちゃんのYouTubeを見て癒されよう。
しかし中国人タクシー運転手の指差した方向を歩くが見えるのは赤い壁のみ。そしてその赤い壁も突っ切ってしまった。
そう。またガセったのだ。
疲れとイラ立ちで赤い壁の前で座り込んでいると一人の中国人の青年が話しかけてきた。
どうしたんだい?中国語でわからないが彼はきっとそういったのだろう。
この近くに携帯ショップがあるはずなんだけど無いんです。もうしんどいんです。体力の限界なんです!と半泣きで彼に身振り手振りで訴えた。
中国人青年に紙を見せると場所を理解したようで、道案内をしてくれるようだ。
ここは彼を信じてついていく事にしよう。てかそれしか方法はない。
突如現れ、場所まで案内をしてくれるというこの青年。かなり怪しいがえなねこは彼の先導する方向へと共に歩き出した。
ピン子に溜まった毒素を吐き出しスッキリ爽快快適ライフを送りたい人は気になるところまで読めば良い。結局自分のニーズの年齢、若さがなければ満足はできない。
